バイク用エアバッグベスト SMART AIR

Dainese

お使いのブラウザは動画タグに対応していません。 あらゆるスタイルにフィットする柔軟性 Smart Air は、ライディングジャケットやアウターの上に重ねるだけでなく、インナーとして内側に着用することも可能です。 その日の天候や目的地、お好みのコーディネートに合わせて自由にスタイルを選択できる、汎用性の高い設計が魅力です。 徹底した軽量化と拡大された保護性能 コンパクトさと超軽量素材の追求により、従来の Smart Jacket と比較して300g以上の軽量化に成功しました。 驚くべき軽さを実現しながら、胸部の保護範囲は従来よりも4cm拡大。EN1621-4 に準拠した胸部および背中のパネルが、ライダーに妥協のない安全と快適な着用感を提供します。 実用性を高めたマルチ起動システム この新モデルは、エアバッグを最大3回まで起動できる耐久性を備えています。1回目および2回目の起動後は、別売りのガスジェネレーターを交換することで、再び同じエアバッグを使用することが可能です。 なお、3回目の起動後にはエアバッグ本体の交換が必要となります。不意のアクシデント後も、メンテナンスによって使い続けられる実用的な仕様となっています。 デジタル管理 専用アプリ D-air App と連携することで、スマートフォンから起爆回数の確認や、輸送時に役立つシッピングモードの切り替えなどを簡単に行うことができます。 切り替えなどを管理することを可能にします。 進化した Smart Air 新たに追加されたOFFROADモードは、アドベンチャーライディングや本格的なオフロード走行に対応。振動の大きい未舗装路面や自然地形、障害物を伴うルートにおいても、ライダーをサポートします。 さらにEVモードを搭載し、電動バイクや振動の少ない車両でもシステムを常時アクティブな状態で使用することが可能になりました。 電子制御システムも刷新され、バッテリー駆動時間は最大18時間。新しいLED表示により、システムの状態確認もより直感的かつ迅速に行えます。 オンロードからオフロードまで。Smart Airは、あらゆるライディングスタイルに対応する、ダイネーゼ最先端のインテリジェント・プロテクションシステムです。 初めてでも安心 使わないときは赤いストラップで結合部を隔離し、不意の起動やバッテリーの無駄な消費を防ぐ設計。目で見て確認できるフェイルセーフがミスを防ぎます。 ご使用前にご確認ください ペースメーカー等の植込み型電子医療機器をご使用の方は使用できません。 心臓疾患、背中や首に問題のある方、妊娠中の方、胸部インプラントのある方は使用できません。 18歳未満の方は使用が制限されます。 サーキット走行には対応しません。一般公道およびオフロードを対象としています。 ※その他の注意点は必ず取り扱い説明書をご確認ください。

Airbag Guide

正しいエアバッグ選び
公道用 基準と判断軸

初めてエアバッグ製品を購入する場合、専門用語や各社の違いが分かりにくいことでしょう。 まずは仕組みと「選ぶときの判断軸」を整理し、 そのうえで Smart Air がどう応えるのかを解説します。

まずは基礎から

エアバッグに一度も触れたことがなくても大丈夫。
一般的にエアバッグとはどのようなものか、3つの基礎をおさえましょう。

安全性能について

事故の瞬間、内蔵されたセンサーが異常な挙動を感知。一瞬でエアバッグが胸・背中等を包み込みます。自動車用とは異なり、着用するエアバッグは、一般的なヘルメットやプロテクター同様、高強度である必要があります。

いつ、ふくらむのか

ワイヤレス式エアバッグは、一般的に「事故特有の動き」を感知したときに作動します。アルゴリズムによって判断され、時間をかけて積み上げられた走行データが非常に需要なキーとなります。

ワイヤー式とワイヤレス式の違い

バイク用エアバッグには「物理的にワイヤーでつなぐ、ワイヤー式」と「一切の接続を必要としない、ワイヤレス式」の2種類があります。このページでは、現在の主流である「ワイヤレス式」を取り上げています。

自動車用のエアバッグとの違いについて

「エアバッグが硬いと、逆に体を痛めないのか?」というご質問をよくいただきます。
自動車用とバイク用のエアバッグは、目的がまったくの別物です。

自動車のエアバッグ

自動車のエアバッグ

頭部や上半身をまもることを想定

一般的な左図のようなエアバッグは、風船のように膨らみ、クッションとしてドライバーを受け止めます。もし硬いシェル状だと、かえって怪我の原因になってしまいます。

バイクのエアバッグ

バイクのエアバッグ

障害物が直接ぶつかることを想定

事故の際にライダーは、バイクから投げ出され、対向車・ガードレール・地面など様々な障害物に直接衝突するリスクにさらされます。そのため身につけるプロテクターは強固である必要があります。自動車用とは、まさに真逆の考え方です。

バイク用エアバッグに求められるのは、車用とはまったく異なる、バイク事故のために設計された固有のノウハウです。

より危険な事故に備えた「衝撃吸収性能が客観的・定量的に示された“シールド”」である事が大切です。

How to choose

失敗しない、5つの判断軸

特に ①安全認証レベル ②起動条件 は、命を守れるかを直接左右する最重要ポイントです。

01

安全認証レベル

同じ「エアバッグ付き」でも、製品ごとに大きく違います。 定量的な基準を満たしているかが、安心の分かれ目です。

参考:Smart Air の場合

ハードプロテクターは不要。エアバッグ単体で
胸部・背中ともに EN1621-4 Level 2 に準拠
しています。

胸部エアバッグ
ハードプロテクター8枚分

相当の衝撃吸収性能。

背部エアバッグ
ハードプロテクター7枚分

相当の衝撃吸収性能。

※「○枚分」は衝撃吸収性能を分かりやすく示した目安です。詳しい評価方法は下部の「選び方のアドバイス」をご覧ください。

02

起動条件(いつ・どこで働くか)

起動条件が明示されているか。 事故ケースのカバー範囲がニーズを満たしているか。

参考:Smart Air の場合

バイク事故で想定される主な4パターン。Smart Air は各パターンに対応します。

起動条件:正面衝突

1正面衝突

障害物や対向車両への正面からの衝突。

起動条件:ハイサイド

2ハイサイド

コーナーなどで車体からはじき出される転倒。

起動条件:ローサイド

3ローサイド

車体とともに路面を滑走する転倒(回転の有無を問わず対応)。

起動条件:360°/停止時の追突

4360°/停止時の追突

信号待ちなど停車中の追突。エンジン振動を感知して待機します。

03

展開スピード

衝撃が体に伝わる前にエアバッグが完全膨張し、内圧が安定しているか。

04

エアバッグの交換コストと手間

作動後に、エアバッグとカートリッジ(インフレーター)を交換できるか。 長く愛用することができるか。

05

着心地・軽さ

毎回着たくなる軽さ・快適さでなければ、結局は使わなくなってしまいます。 安全は「使い続けられること」が大前提です。

Smart Air の答え

5つの判断軸で比較

同じ「公道用エアバッグ」でも、中身は大きく異なります。
認証の有無だけで製品全体の優劣が決まるわけではありませんが、安全性を比較する上で重要な指標の一つです。
(表は横にスライドできます)

Smart AirA社B社C社
01安全認証判断軸①「安全認証」を深掘り
背部エアバッグの認証EN1621-4 Level 2 準拠エアバッグ単体の結果EN1621-4 Level 2 準拠ハードプロテクターとのセットの結果確認できず付属のハードプロテクターは EN1621-"2" と記載確認できず付属のハードプロテクターは EN1621-"2" と記載
胸部エアバッグの認証EN1621-4 Level 2 準拠エアバッグ単体の結果確認できず確認できず確認できず
「EN 1621-2」は背中用プロテクターの規格であり、「EN 1621-4」はエアバッグのための専用規格です。B社・C社が付属のハードプロテクターについて記載している EN 1621-2 は、エアバッグとしての EN 1621-4 認証とは区別して確認する必要があります。
02起動条件
走行時の起動正面衝突・ハイサイド・ローサイド10km/h〜で走行時障害物に45〜135°25〜50km/hの間で走行時相対確度65〜295°相対速度(vs対象車両)20〜50km/h確認できず
停止時(追突)の起動360°全方位に対応(エンジン振動の感知が必要)※EVモード切り替えで、エンジン感知不要外部車両が25km/h〜・45〜135°で衝突相対確度135〜225°衝撃速度20km/h〜確認できず
GPS搭載あり確認できず確認できずあり
トンネル内の作動GPSで進入前の速度を保持し対応加速度センサー方式(GPS非依存)加速度センサー方式(GPS非依存)確認できず
03展開スピード判断軸③「展開スピード」を深掘り
作動・展開関連時間(各社公表値)原則非公開(理由は下記)0.025秒(公式サイト)0.04秒(取説)事故感知・膨張の内訳は確認できず0.049秒事故感知〜完全展開(公式サイト公表値)0.055秒事故感知〜完全展開(公式サイト公表値)※0.06秒以内(取説)
04事故後の復旧
事故後の交換ガスジェネレーター交換、エアバッグ本体交換 共に可能ガスジェネレーター交換、エアバッグ本体交換 共に可能ガスジェネレーター交換確認エアバッグ本体交換は確認できずガスジェネレーター交換確認エアバッグ本体交換は確認できず
05着用性
着用スタイル(ジャケットの内側or外側)内側・外側内側内側内側
重量(各社公表値)約1,480g最小サイズ(公式公表値)約1,580gモデル・バージョンにより変動(公式サイト)約1,600〜1,800g(取扱説明書)約1,700g(公式サイト)

※ 記載は各製品のメーカー公式サイトおよび取扱説明書等、公開情報にもとづく当社調べ(2026年時点)の参考情報です。最新の仕様・価格は各社の公式情報・店頭でご確認ください。
※「確認できず」は、当社が確認した公式資料に記載が見当たらなかったことを示すもので、機能や認証の有無を断定するものではありません。
※記載数値は、各メーカーがそれぞれ公表している作動・展開関連時間です。各社で測定の起点・終点、試験条件および「展開」の定義が異なるため、数値の大小を直接比較することはできません。また、数値の大小のみをもって、製品の安全性または保護性能の優劣を示すものではありません。2026年7月時点の資料に基づきます。
※記載の重量は、2026年7月時点における各メーカーの公式サイト、取扱説明書その他の公式公開資料に基づく公表値です。製品のサイズ、モデル、バージョン、仕様および付属品の構成により重量は異なります。また、各社で測定対象および測定条件が統一されていないため、数値は参考値であり、同一条件による実測比較ではありません。実際の製品重量には個体差が生じる場合があります。

安全認証は、5つの判断軸のなかでも最も重要なポイントです。 ここでは欧州の安全基準「EN1621シリーズ」をもとに、認証の見かたを解説します。

EN1621シリーズとは

欧州では、二輪車用エアバッグおよびプロテクター類の安全基準として「EN1621シリーズ」が採用されています。EN1621シリーズは保護部位ごとに規格が定められており、肩・肘、背中、胸部などのプロテクターにはそれぞれ専用の試験方法および評価基準が設定されています。

  • EN1621-1(肩・肘)
  • EN1621-2(背中)
  • EN1621-3(胸部)
  • EN1621-4(機械式エアバッグ)
50Jの衝撃試験で「衝撃をどれだけ吸収できるか」を評価

EN1621シリーズでは、実際のバイク事故において想定される衝撃を再現するため、50Jの衝撃エネルギーを用いた試験が採用されています。試験では商品を試験機に固定し、1mの高さから5kgのストライカーを落下させて50Jの衝撃を与えます。その際、人体側へ伝達された力(残留荷重)を測定し、どれだけ衝撃を吸収できたかを評価します。

衝撃吸収試験機(ドロップテスト)のイメージ
※画像は一例のイメージです。

つまり EN1621シリーズは、「どれだけ早く作動するか」ではなく、「どれだけ人体への衝撃を低減できるか」を客観的に評価する規格です。

※この試験では、早さではなく、衝撃吸収性能を測ることに焦点をあてています。数ある各社製品の比較検討要素として重要な指標ですが、これのみをもって製品の優劣を決定するものではありません。

最も厳しいEN1621-4は「様々な評価項目」が含まれます。

EN1621-4は、実際の事故環境を想定し、エアバッグの以下の項目について総合的な評価を実施します(2026年7月時点)。

  • 衝撃吸収性能
  • 保護範囲
  • 展開性能
  • 圧力維持性能
  • 温度環境試験
  • 耐久試験

これらの試験を通じて、エアバッグが実際の事故において十分な保護性能を発揮できるかを確認しています。その中でも、人体保護性能を客観的に比較できる「衝撃吸収性能試験」は、最も重要な評価項目の一つとされています。

また、定量的な情報を開示し、一般のユーザーが、エアバッグ展開時の衝撃吸収性能を公平に比較できることが大切だと私たちは考えています。

評価基準

エアバッグの衝撃吸収性能を比較する際は、EN1621シリーズで採用されている50J試験における残留荷重を確認します。
また、エアバッグ本来の保護性能を評価するためには、プロテクター等との組み合わせではなく、エアバッグ単体での試験結果を確認することが重要です。

参考試験結果(ダイネーゼ社製 Smart Air ※いずれもエアバッグ単体での試験結果)

背中側平均残留荷重 2.5kN以下
胸 側平均残留荷重 2.5kN以下

EN1621-4には LEVEL.1 , LEVEL.2 があり、これらの値は最も厳しい LEVEL.2 に準拠しています。この安全性が、警視庁白バイ隊に採用された信頼の元です。

評価ポイント

  • エアバッグ単体で実施された試験結果であること
  • 第三者試験機関による試験結果であること
  • 平均残留荷重が2.5kN以下であること
  • 最大残留荷重が3.0kN以下であること
  • 胸部および背部の試験結果が確認できること(保護範囲が胸と背中の両方)

ダイネーゼでは、展開時間(インフレーションタイム)を公開していません

展開時間とは

展開時間とは、次の3つの合計です。実際には (A) → (B) → (C) の順で起こります。

A

事故認識時間:システムが事故を認識するまでの時間

B

膨張時間:事故を認識後、インフレーターから排出されたガスが、エアバッグ内部を満たす時間

C

圧力安定時間:エアバッグの内圧が、最大となり安定するまでの時間

展開時間を語るうえで、A+B+C は常にセットで考える必要があります。

「0.0X秒」表示の落とし穴

多くのエアバッグ製品のページには「バイクが衝突を起こすと、わずか0.0X秒でエアバッグが完全展開」のような表現が見られます。これは (A)・(B) の話であり、(C) については触れられていません

さらに、実際の事故において (A) はケースバイケースであり、「システムが○秒で事故を認識する」のように断定することはできません。

エアバッグは、センサーが何らかの衝撃を捉えた瞬間に、無条件で作動するものではありません。
センサーが取得したライダーの身体の動きや加速度などの情報を、システムがアルゴリズムに基づいて解析し、作動条件に該当する事故であると判定した時点で、エアバッグの展開が開始されます。

この事故認識に要する時間は、常に一定ではありません。使用しているバイクの種類、衝突した対象物、衝突・追突・転倒といった事故の形態や進行の仕方によって、ライダーの身体に現れる動きが異なるためです。

例えば、側面から接触された場合、接触した瞬間を事故の発生時点と考えることはできますが、ライダーの身体がただちに投げ出されたり、転倒したりするとは限りません。接触から一定の時間を経た後に身体の挙動が大きく変化し、その動きを解析したシステムが事故と判定する場合もあります。

つまり、「事故が発生した時点」と「システムが事故と判定した時点」は、必ずしも一致しません。そのため、あらゆる事故について「事故発生から一律に0.0X秒以内に検知する」と表現することは困難です。
展開時間を比較する際には、事故認識後の膨張時間だけでなく、事故の発生からシステムが作動を決定するまでの事故認識時間も含めて考える必要があります。

こうした「変化する数字」を性能であるかのように扱うことは、ユーザーのミスリードにつながる可能性があり、ダイネーゼが展開時間の公開を控えているのは、このためです。

COMPLETE YOUR FIT