2022.09.26

1着のジャケットで1年中バイクに乗れるのでしょうか。

• ジャケットは1着あれば1年中バイクに乗れるのでしょうか。どんな天候にも対応できる万能なウェアがあります。
• その秘密は、状況に応じて着脱可能な防水メンブレンと保温メンブレンにあります。
• 胸、背中、腕にある大型のベンチレーションは、暑い時に温度を調節することができます。
• あらゆるシーンに対応するオールシーズンウェアは、最高の快適性を実現します。

季節や天候により、3着や4着も必要なところを1着でまかなえるというのは、ツーリングや長距離のライディングを好むライダーにとっては夢のような話です。

オールシーズンに対応しているウェアは、その夢をかなえるものとなります。実用性に優れ、レイヤーを変えるだけで、どんな天候や気候にも対応することができます。

防水メンブレン:あらゆる天候に対応するプロテクション

ジャケットやパンツをオールシーズン使えるものにするための重要な要素は、メンブレンの存在です。

ラミネート加工(表地と一体化したもの)、フローティング加工(シェルと裏地の間に挟み込み、取り外しができないもの)、取り外し可能なものなど、さまざまなタイプがあります。

後者は、オールシーズンウェアの主な特徴です。

夏も冬も、太陽も雨も、同じ衣服で対応するためには、保温メンブレンと防水メンブレンを取り外すことができるモジュール構造に頼る必要があるのです。

モデルによっては、保温メンブレンと防水メンブレンが一枚のジャケットの中に入っていて、別々に着ることができるものもあります。

目的地に着いたら、あるいは休憩のために立ち止まったら、プロテクションの付いたアウターシェルを脱いで、防寒・防水ジャケットだけを残すことができるので、涼しい気候や雨天時の実用性に優れているのがポイントです。

理想的な構成を選択:3種類を組み合わせた汎用性

オールシーズンスーツ(ジャケットとパンツの組み合わせ)には、外観はそのままに、通常3種類の構成があります。

寒さと雨の危険から身を守る必要がある冬用には、防水・保温メンブレンを入れ、通気孔を閉じたオールレイヤーを採用します。

シーズン半ばには、ライダーの体がオーバーヒートするのを防ぐためにインナーレイヤーを取り外し、ベンチレーションを閉じたままにすることができます。

最後に、夏用では防水・保温メンブレンを取り除き、通気性を高めるためにベンチレーションジッパーを開けたままにすることができます。

ベンチレーション:暑い日でも快適に

前述したように、オールシーズンウェアの重要な特徴のひとつは、ベンチレーションにあります。

ヘルメットと同じように、ほとんどのウェアには、身体に新鮮な空気を送り込むためのエアベントと、熱気を逃がすのに有利なバックレイヤーがあります。これにより、余分な熱や湿度を排出するための一種の空間が生まれます。

通気性は、前面のベンチレーシの開閉(通常はジッパー、面ファスナー)により、正確に調整することができます。

また、単純に開閉するだけでなく、自在に調整することも可能です。ベンチレーシの幅は、広ければ広いほど、暑い日に効果的で迅速な換気が可能になります。この開口幅は、クロージャーが完全な水密性を持っているため、冬場でも問題にはなりません。

オールシーズンウェアは、一度の旅行でさまざまな天候を行き来する人や、季節の変わり目に一着だけ有効な服を持ちたい人にとって、最も汎用性の高いソリューションといえます。

雨や日差し、厳しい寒さや夏の暑さなど、あらゆる天候に対応することができるのです。

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