EMIRATES TEAM NEW ZEALAND

未来へ向かうモノづくりの長い旅

1968

情熱

Lino Daineseは20歳の時に、ベスパというスクーターに乗って数人の友人とロンドンへ行きます。その時にLino Daineseが目にしたものが、初期のレザースーツを着用したライダーが乗ったTON-UPバイクでした。イタリアへ戻るとLino Daineseは、ライダーのためのプロテクションのデザインと製造に着手する決心をします。

1971

アイデアが形に

会社のロゴの草案が初めてデザインされました。最初のロゴは、ダイナミズムと反逆的な精神を象徴したスピードデーモンでした。

1972

最初の商品

Daineseがイタリアのヴィチェンツァ県モルヴェーナに創立されました。Daineseが製造した最初の商品はモトクロスパンツでした。

1974

ライダーとのコラボレーション

Daineseは新しいカッティング技術を導入し、カウハイドレザー製のアイテムにストレッチインサートを施して快適性を改善しました。同年、テクニカルスポンサーシップもスタート。世界選手権シリーズではDieter Braunが初のDaineseライダーとなりました。

1979

史上初のバックプロテクター

Barry Sheeneとのコラボレーションから、初のバックプロテクターが誕生します。デザインはMarc Sadlerが手掛けました。

1981

ニースライダーが登場

ライディングスタイルは、変化の時を迎えていました。ライダーがますますバイクを傾けるようになり、ひざがサーキットコースを擦るようになりました。Daineseは、当時のライダーの中でリーダー的な存在であったKenny Robertsの協力を得て、初めてとなるニースライダーをテストします。最初の製品は、脚を曲げた時に特殊なベース(スーツのひざに取り付けられている)から突き出るソフトシリンダーに由来して「ヤマアラシ」と呼ばれました。

1981

スーツが内蔵型のプロテクションシステムに

5回チャンピオンを獲得したToni Mangの協力を得て、レーシングスーツのエルゴノミクスに革命が起こります。以前はすべてのスーツが、ライダーの直立姿勢をベースラインとしてデザイン・製造されていました。そこでDaineseは、サドル上でライダーの体勢にマッチするスーツをデザインすることにします。こうすることで、レース中のプロテクション効果と快適性を共に根本的に改良したのです。

1982

複合プロテクション

複合プロテクションというコンセプトが生まれました。このプロテクターは、ソフトタイプのベースとハードタイプのシェルで構成され、衝撃の力を吸収し消滅させるものです。

1982

ニースライダーの進化

サーキットの路面との摩擦を減らすため、ニースライダーがラウンド型へと進化します。

1983

バックプロテクターの効果

秋、南アフリカのキャラミサーキットでテスト走行中だったFreddie Spencerが危険な縁石に激突し、「Aragosta(ロブスター)」として知られる初のDaineseバックプロテクターの効果が実証されました。

1983

すべての人にプロテクションを

今までレースでのみ使用されてきたバックプロテクターが、一般のライダーにも入手可能となりました。

1985

世界を巡るモバイルクリニック

コスタ医師のモバイルクリニックとのコラボレーションがスタートしました。

1988

エアロダイナミックハンプ

Daineseはプロフェッショナル用のレーシングスーツに、今までにない全く新しいコンセプトを導入しました。それがエアロダイナミックハンプです。

1989

ハンドプロテクション

Daineseはグローブの製造に着手します。

1991

足を保護するスライダー

ブーツ用の初のメタルスライダーが登場しました。

1992

4世代目ニースライダー

ニースライダーは現在の形状に至るまで、さらに進化を遂げました。

1993

D-TEC®

Dainese Technology Centre (D-TEC®)が発足しました。プロテクションテクノロジーの研究と、市場に提供する製品の開発を手掛ける研究開発専門のテクニカルセンターです。

1994

No Impact

Daineseのノウハウを他のスポーツにも適用するため、No Impact部門が設立されました。対象はマウンテンバイク、スノーボード、アルペンスキーなどです。

1994

スキーヤーにもバックプロテクターを

Kristian Ghedina、Deborah Compagnoni、そしてValanga Azzurraチームが、初めてワールドカップでDaineseのプロテクションギアを着用しました。これが、ウィンタースポーツの世界にバックプロテクターが導入される第一歩となりました。

1995

頭からつま先まで

1994年には、複合ファイバーで作られたDaineseの革新的なヘルメット、Ergonが登場しました。

1995

Max Biaggiと新しいハンドプロテクター

250ccで2度目の世界タイトルを獲得したMax Biaggiが、Full Pro Glovesのプロトタイプをテストしました。指の関節と手の甲を保護するカーボンファイバーとアラミド繊維を使用した初のグローブです。

1999

マウンテンバイク競技

Daineseはマウンテンバイク界でも徐々に人気を博し、プロテクションの代名詞となります。Shaun Palmer、Anne-Caroline Chausson、Cedric Graciaといったチャンピオンたちを、Daineseのプロテクションシステムでサポートしました。
Nicolas Vouillozが7度目のダウンヒル世界チャンピオンを獲得し、Daineseと共にマウンテンバイクの歴史に名を連ねました。

1999

コンパッソ・ドーロ賞

T-Ageスーツが、ライダーのプロテクションと快適性の両面において革命を起こします。このスーツは、誰もが欲しがるデザイン界の国際的な賞の一つ、名誉あるADIのコンパッソ・ドーロ賞を獲得した初の(そして唯一の)レザースーツとなりました。

2000

D-air®の誕生

Daineseはイスラエル企業Merhav Appと共同でライダー用D-air®エアバッグのプロトタイプを開発し、ミュンヘンで披露しました。

2000

スキーチャンピオンの頭に

何度もタイトルを制覇したLasse Kjusの協力を得て、Dainese初のスキーヘルメットが開発され、世界選手権シリーズに登場しました。

2001

ブーツの進化

特許取得済みのD-Axialシステムを採用した新しいブーツが誕生しました。このブーツは、足首のひねりを制限するように内側に付けられた特殊なカーボンファイバー製のシューズが特徴です。

2001

モバイルリサーチ

D-Mobileが誕生しました。このモバイルリサーチ施設は研究開発部門の延長で、世界中のサーキットを訪れ、最新のイノベーションテクノロジーの考案とテストを行うためのものです。

2002

4世代目バックプロテクター

革新的な通気システムを備えた4世代目のバックプロテクターとしてWaveが発表されました。

2003

高度な物流システム

イタリアのヴィチェンツァ西部で、完全に自動化された新しい倉庫の建設が始まりました。

2005

ゲレンデのセーフティパートナー

Daineseはスキーのイタリア代表チームの「セーフティパートナー」となり、アルペンスキーの世界選手権レースではD-Mobileがスキーヤーをサポートしました。

2006

Sparks of passion

Daineseの研究開発部が、「Sparks of Passion」のためにスペシャルヘルメットとスーツを制作しました。トリノで開催された第20回冬季オリンピックの開会式と閉会式のために用意された壮大な演出の中で、シンボルとなるアイススケーターたちが着用しました。

2007

AGVが再びイタリア企業に

DaineseとAGVは、ライダーに頭からつま先まで最高のプロテクションを提供するため、一致協力して取り組むことになります。

2007

D-air® Racing

バレンシアグランプリで、Daineseの研究開発部はフル稼働状態でD-air® Racingを導入しました。練習中、Simone Grotzkyの転倒時に初めてエアバッグが展開しました。

2007

I DAINESE ME

「I Dainese Me」キャンペーンがスタートし、Valentino RossiとCarolina KostnerがDaineseのブランド価値を広く一般に紹介します。

2007

35周年

オープンデーには1300人以上のファンがヴィチェンツァ西部に集結し、Daineseの創業35周年を祝いました。

2008

Valentino Rossiが会長就任

Dainese S.P.A.の創業者で前社長であるLino Daineseは、2007年にDaineseが買収したイタリアの由緒あるヘルメットメーカーAGVの名誉会長に、Valentino Rossiを任命しました。

2009

新しいグラフィックデザイン

Daineseは2009年のコレクションでタトゥースーツを発表しました。このスーツは、古代のシンボルや昔の戦士の勇敢さを新しいデザインで表現しています。

2010

プロテクションの展示

Daineseはパリで開催された「à toute épreuve exhibition at the Cité des Sciences et de l’Industrie」に参加しました。この展示会は、人間のプロテクションの歴史をその起源から最新のテクノロジーまで紹介するものでした。

2011

D-air® Racingを一般に

初のD-air® Racingスーツが一般にも入手可能となりました。

2011

乗馬

モーターサイクル、マウンテンバイク、スキーの分野で成功を収めた後、Daineseは、乗馬の世界にも安全性というコンセプトを導入するという新たなチャレンジに挑みます。

2011

Beta International アワード

Daineseのエクエストリアンラインが安全性部門で賞を獲得し、馬に関する国際的イベントのリーダーとも言えるBeta Internationalから表彰されました。

2011

スキーにおける安全性

Daineseはゲレンデの安全性を大幅に向上するスキーギアを開発するため、Fischerと3年間の提携契約を交わしました。

2011

D-air® Streetでサーキットから路上へ

D-air® Racingの発売後、D-air® シリーズに新たにロードバージョン、D-air® Streetが加わりました。

2012

2012年ロンドンオリンピック

2012年のロンドンオリンピックの乗馬で、初めて3人の騎手がDaineseの2012年乗馬コレクションのウェアを着用しました。

2013

宇宙飛行士用プロテクション

マサチューセッツ工科大学(MIT)とDaineseは、宇宙飛行士の安全性を高めるためコラボレーションを継続します。Daineseは既にNASAのサプライヤー選考に合格し、宇宙服の中に着用する宇宙飛行士専用の特殊なプロテクションギアの製造に着手していました。

2015

InvestcorpがDaineseを買収

創立から42年、Lino Daineseは自ら創立した会社の社長の座を退き、社の株式の大部分を投資会社Investcorpに売却しました。今までの経営方針の継続性を保証するため、Lino Daineseは株式の一部を引き続き保有しています。

2015

Professor Ferdinand Porscheアワード

Multistrada 1200 S D-air®の技術的イノベーションが評価され、Daineseは名誉あるProfessor Ferdinand Porscheアワードを受賞しました。この賞はウィーン工科大学が自動車業界で最も重要なイノベーションに対して2年に1度授与するもので、この年初めてバイク用プロテクションシステムに対して授与されました。

2015

Daineseがベネチア・ビエンナーレに参加

第56回ベネチア・ビエンナーレで、Daineseはその革新的なテクノロジーを披露しました。ライダー用エアバッグのD-air®と、宇宙飛行士用の加圧スーツのBiosuit®が展示されました。

2015

Sergio MattarellaがDaineseを表彰

Lino Daineseは、イタリア共和国大統領Sergio Mattarellaから、名誉あるレオナルド・ダ・ヴィンチ賞を授与されました。イノベーションを評価するレオナルド・ダ・ヴィンチ賞は、国際的な販売・製造での功績を伴う、製品クオリティのイノベーションが顕著な企業のトップに贈られます。

2015

D-air®がオープンプラットフォームに

DaineseはD-air® ArmorというD-air® テクノロジーに基づいたオープンプラットフォーム エアバッグを導入しました。この革新的なシステムは、15年以上におよぶD-Tec®(Dainese Technology Centre)のエアバッグ技術の研究の成果です。D-air® Armorは、D-air®エアバッグを内蔵したレーススーツ アンダーウェアです。D-air® Armorにより、Dainese公式ライダーが使用するのと同じD-air®テクノロジーの安全性を、すべてのライダーに届けることが可能になりました。

2015

D-air® Misano 1000

Daineseは、D-air®システムの1,000回の作動を記念し、D-air® Misano 1000 レザージャケットを発表しました。Daineseのこの新製品は、ロード使用向けに電子的にエアバッグを展開させるスタンドアローンが特徴です。

2015

D-air® Skiの実際に行われた初のクラッシュテスト

初めて実際に行われたD-air® Skiの作動となりました。2014年のスピードスキー世界チャンピオンJan Farrellは、時速80キロのスピードで初のクラッシュテストを行い、システムの効果を実証しました。

2015

Daineseは宇宙へ

デンマーク人宇宙飛行士のAndreas Mogensenは、IRISSのミッション中に初めてSkinsuitをテストします。欧州宇宙機関(ESA)とDaineseの科学研究センターのパートナーシップの成果であり、国際宇宙ステーションの中で着用するよう開発されたSkinSuitは、頭から足にかけて荷重をかけ、無重力環境で地球の重力を再現します。SkinSuitは、快適性や動きやすさを損なうことなく縦方向に荷重をかけて圧縮し、宇宙で背骨が伸びるのを防ぎます。

2016

Daineseのエアバッグシステムに守られたワールドカップシリーズのスキーヤーたち

公式スポンサーを務めるチームのアスリートだけでなく、スキー連盟全体にD-air® Skiシステムを提供することで、世界中のスキーヤーの安全に対するDaineseの献身的な取り組みが再確認されました。

2016

Emirates Team New Zealand

Daineseグループは、セーリング中のクルーのプロテクションとなる新しいベーシックギアSEA-GUARDを携え、2017年のアメリカズカップでEmirates Team New Zealandに乗り組みました。

2016

次世代のロード用プロテクションシステム

DaineseはEICMAでスポーツ、スポーツツーリング、アーバンユース用にそれぞれ最新のMisano D-air®、Cyclone D-air®、Continental D-air®ジャケットを披露しました。ジャケットはスタンドアローンバージョンの最新D-air®エアバッグシステムを内蔵しているため、バイクにセンサを固定する必要がありません。あらゆるタイプのロード使用で、ついに究極のレベルのプロテクションの確保が可能となりました。

2017

Daineseが再び宇宙へ

Daineseは、11月17日からProximaミッションに参加するThomas Pesquetを守ることで、再び宇宙へ飛び立ちました。

2017

115年間分の情熱

Daineseグループは、AGVの70周年記念とDaineseの45周年記念を迎えました。それぞれの歴史を持つ2社ですが、目標は一つ、安全というミッションです。

2017

Le Fonti アワード

Daineseは、イタリアの第7回Le Fonti Awards for Innovation and Human Resourcesで周囲を圧倒しました。インダストリー4.0のリーダー的企業の中で、Daineseはハイテクプロテクションウェア部門でExcellence of the Year / Innovation & Leadershipアワードを獲得し、DaineseグループのCEO、Cristiano Sileiはイノベーションが評価されCEO of the Yearアワードを受賞しました。

2017

Red Dot アワード

世界で最も革新的なオリジナル製品を表彰するRed Dot デザインアワードの審査員会は、2017年のProduct Design部門の認証マークを、新しいDaineseのMugello R D-Air®レーシングスーツ、最先端を行くAGV Pista GP Rヘルメット、Pro-Armor最新シリーズのプロテクションアイテムに付与しました。