2023.04.11

ツーリングに最適なグローブの選び方

・ライディング中、手は最も露出する部分の一つであり、認定を受けた安全性の高いグローブを着用する必要があります。
・より過酷な気候や天候に挑戦する場合は、防水メンブレンが採用されたパッド付グローブが最適です。
・春と秋の中間シーズンには、防水メンブレンを備えた、パッドなしグローブがお勧めです。
・夏のグローブには、メッシュ素材を使用したモデルや、ナックルプロテクターを備えたモデルがお勧めです。

季節を問わず、グローブはライディングに欠かせないアイテムの一つです。適切なグローブを着用することは、快適性の問題だけではなく、安全性を高めることができるのです。

言うまでもないですが、手を守ることは非常に重要です。

その為には、グローブを必ず着用するようにしましょう。

では、どのモデルを選べばよいのでしょうか。

市場には、防水メンブレンを備えたグローブ備えていないグローブの2モデルがあります。 前者は天候が厳しく寒い時期に適しており、後者は穏やかで暖かい時期に適しています。

それでは詳しく見ていきましょう。

Karakum Ergo-Tek Gloves

軽量なサマーグローブ

夏のように暑い季節には、素手で乗るよりも、軽量で通気性に優れたグローブがお勧めです。もちろん、安全性の問題もありますが、長時間、日光にさらされることから肌を守ることも重要です。

また、あまり意識しないかもしれませんが、虫や飛び石などの危険も忘れてはいけません。

気温の高い街中や遠出をする時に便利なサマーグローブは、穴の開いたファブリック構造(メッシュ)になっており、グローブ内と外の空気の入れ替えを行い、快適性を保ちます。手首までのショートタイプもあります。

安全性と快適性(ハンドルグリップの向上など)を考慮し、摩耗しやすい部分には、レザーインサートやラバー補強が施されています。

Karakum Ergo-Tek Gloves

防水メンブレンを備えた防水グローブ

春や秋などの天候が変わりやすい中間シーズンでは、防水メンブレンを備えていながら、パッドを備えていないモデルがお勧めです。

これらのモデルのほとんどは、テキスタイルモデルですが、レザーを使用したモデルもあります。

パッドがないグローブは、よりスリムで薄く、ハンドルやコントロールの感度を高めることができるため、軽いオフロード走行などで最適なソリューションになります。

過酷なコンディションに対応するメンブレンを備えたパッド付グローブ

寒い地域や悪天候などの最悪のコンディションに挑むライダーの為に、テクニカルファブリック製のロンググローブがあります。

ジャケットの袖を覆うように着用することで、外からの冷気や水がジャケット内に侵入することを防ぎますまた、ショートタイプのモデルもあります。

これらは、プロテクターの性能を損なうことなく、手首の運動性を高めるため、コントロールの感度を高めることができます。

グローブは、ヘルメットやジャケットと同じように重要視されるべきものです。

また、快適性のみならず、手を暖かく保つことができるグローブは、アクティブセーフティを提供することでもあります。

冬のライディングでは、手は寒さの影響を最初に受けるため、状況によっては危険な状態になることもあります。 寒さによって動きが鈍くなり、コントロール感度が低下し、手が凍えることでライディングに支障をきたす傾向があります。

Karakum Ergo-Tek Gloves

モーターサイクルグローブのプロテクション技術

グローブで最も重要なプロテクターは、ナックルプロテクターであり、その種類は様々です。

カーボンやチタンを使用したモデルから、メタルやポリウレタンのツーリンググローブまで、様々な種類があります。

ダイネーゼの最先端技術であるErgo-Tek(エルゴナックル)は、MotoGP™ライダーが使用するグローブの研究から生まれたもので、最も衝撃を受けやすい部分に配置され、安全性を損なわずに、より自由な動きを可能にする新しいプロテクター技術です。

また、手のひらの外側には、転倒時などで地面に手をついた時に滑りを良くするためのハードプロテクターが装備されています。また、バイクのグリップと擦れる部分には、レザーなどの耐摩耗素材を使用した補強が欠かせません。

最後に、あらゆるコンディションで対応できるように準備しておくことが大切です。

バイクで旅行に出かける場合、起こりうるすべての天候を予測することは不可能でしょう。

気温が大きく変更する地域や天候が変わりやすい地域への数日間の旅に備えて、メッシュなどの軽いグローブと防水メンブレンを備えた重めのグローブの2組を携帯し、天候に応じて使い分けると良いでしょう。

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