2022.09.15

ツーリングに最適なジャケットの選び方

• ツーリングへ出かける前に、行先の天気をあらかじめ予想しておくと良いでしょう。
• 温暖な気候から寒冷多雨な気候まで、安全で快適な旅のための理想的なソリューションがあります。
• 悪天候に対応するためには、固定式または取り外し可能な防水機能を備えたジャケットを選ぶのがベストです。
• 気候が変わりやすい地域では、4シーズン対応のジャケットや、着脱可能な防水/防風メンブレンを備えたメッシュジャケットが最も実用的なソリューションかもしれません。
• 過酷な暑さの中でも、自分の身は自分で守る必要があります。そんなとき、旅のお供になるのがメッシュジャケットです。

準備の際には、目的地や季節に関係なく、レインウェア、セーター、Tシャツは必需品でしょう。

バイクで2日以上のツーリングに出かける場合、準備はより複雑になり、ライダーの経験が非常に貴重なものになります。どんな天候にも対応でき、あらゆる道路でも快適に着用できる万能なジャケットを選択する必要があるのです。

それではどのようなジャケットを選択するべきなのでしょうか?現在では、様々な種類のウェアがあり、その構造や機能、生地も豊富にあります。

オールシーズン対応ジャケット

"オールシーズン"とその名が示すように、これらのジャケットはどんな気候や天候にも適応することができます。

Gore-Tex®やD-Dry ®などの防水素材のメンブレンは、サーマルレイヤー(取り外し可能)と組み合わせられており、ウェアの機能を変化させることができるモジュール性によって、幅広い環境下での適応を可能にしています。

レイヤーの追加や大型のパンチング加工を施すことで、温かい気候に適したジャケットから、寒い日、雨の日にも対応する防水ジャケットに変身します。この適応性の高さこそ、万能のソリューションです。

防水メンブレンとサーマルライニング

防水メンブレンとサーマルレイヤーを備えたジャケットは、涼しい気候でのライディングを楽しむライダーにとって、最も効果的なソリューションの一つです。

ジャケットの外側は、固定された防水メンブレンと結合されています。この構造の利点は、寒さからの断熱性で、ジャケットの外側とメンブレンの間にできるエアクッションにより、温かさを維持しています。

アウターシェルの下には、単独でも使用可能なサーマルライニング(取り外し可能)が装備されています。着脱可能な防水メンブレンを使用したジャケットは、その特性上、ベンチレーションを開いていても、新鮮な空気を防水メンブレンが遮ってしまうため、通気性が低下してしまいます。

ラミネート加工を施された防水メンブレン

雨天時に活躍するのは、防水メンブレンとジャケットが一体化したラミネートタイプのジャケットです。この構造による最大のメリットは、雨に長時間さらされてもびしょ濡れにならないこと、乾燥時間も他の素材に比べて早いことです。

ラミネートタイプのベンチレーションは、開口部の特殊な構造により、空気がメンブレンのシールドに接触することなく通過するため、着脱式の防水メンブレンを使用したウェアよりも効果的です。このタイプのベンチレーションには、防水ジッパーが必要不可欠です。

着脱式の防水メンブレンを採用したメッシュジャケット

温暖な気候でツーリングを楽しむライダーには、着脱式の防水メンブレンを備えたメッシュジャケットが最適でしょう。

胸と背中のベンチレーション構造により通気性に優れ常に新鮮な空気の流れを確保し、ジャケットの重量を減らすことが可能なため、非常に軽量です。

また、着脱式のメンブレンは、平地から山間部へ、あるいは海岸、夜のライディングなど、天候や気温が不安定な状況にも対応します。

サマージャケット

気温の高い夏には、専用のジャケットを用意することが好ましいです。これらのジャケットには、胸と背中にメッシュ素材を使用しており、非常に軽量で通気性に優れています。暑い日や日差しの強い日には、最適なソリューションです。

半袖でバイクに乗りたくなることもありますが、その危険性を忘れてはいけません。モーターサイクルジャケットを着用することは、安全性の問題に加え、肌を太陽光から守る役割を果たしています。

夏のライディングには、軽くて安全なジャケットを着用することをお勧めします。

もうひとつのアドバイス:油断は禁物

最後に、ロングツーリングに出発する前に、基本的なアドバイスとして「不測の事態に備える」ことをお伝えします。

数日かけて出かける時や天候の代わりやすい場所に行くときには、どんなジャケットを選んでも、突然の雨に濡れないようにレインウェアを用意しておくと良いでしょう。

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