AGV Pista GP RR：FIMレーシングスタンダードに準拠した初めてのヘルメット

AGVのレーシングテクノロジーを搭載した最新ヘルメットが、Pista GPシリーズです。

このヘルメットは、2012年に発売された時点ですでに、頭部のプロテクションの概念を再定義した最高のヘルメットでした。
安全性とパフォーマンスを兼ね備えた"Pista GP"は、プロテクション、軽量性、エアロダイナミクス、視野角、通気性の面で、新たなスタンダードとなりました。

そして"RR"を冠したPista GP RRは、このシリーズの最新の進化形です。

AGVの研究開発部門が行った厳格なエンジニアリング・プロトコルにより、Pista GP RRはFIMの厳しいホモロゲーションテストに簡単に合格しました。

この新しいFIMのレギュレーションは、2019年のカタルーニャラウンド中のMotoGP世界選手権で初めて導入されました。

ヘルメットの研究開発時点から課せられていた、AGVの厳格な社内基準のおかげで、すでに欧州ECE法よりもさらに優れた基準が適用されていました。
そのため、国際モーターサイクル連盟(FIM)のホモロゲーションに合格するために、前モデルのPista GP Rから大幅な変更を加えることなく、即合格を獲得できたのです。

しかし、この新基準とは何をさしているのでしょうか？

FIMが導入したその最大の「革命」は、欧州の安全基準であるECEでは考慮されていない、斜め方向からの衝撃試験です。

このような衝撃は、実際の生活の中で普段から起こっており、この試験を行うことでより正確なシミュレーションが可能になりました。ライダーの頭と脳を危険な方向に回転させるため、非常にリスキーなのです。

最近の科学的研究では、ほとんどの脳損傷の原因が、頭部の回転によるものであることが明らかになっており、FIMの規定では、ライダーに頭部の回転を測定し、制限することを義務付けた最初のものとなっています。

さらにECEと比較して、FIM認証は高速度（8.2 m/s）と低速度（5.0 m/s）の間で区分けし、直線的な衝撃も区別しています。さらにはシェルの3つのポイントについて、高速での直線衝撃と貫通試験が追加されています。

これにより、さらに広範囲の衝撃力に対して最高の性能が保証されるようになりました。

AGV Pista GP RRは、市場に出回っている、数少ないFIM準拠のヘルメットの一つであり、誰もが手に取ることが可能です。

安全性、軽さ、視野角、エアロダイナミクス。MotoGPテクノロジーとヘルメット周りのプロテクションを求めるすべての人のために、細部に至るまで、こだわりを持って作られています。