2023.05.31

ヘルメットを購入するときに重要なポイント

ライダーにとって、ヘルメットは必要不可欠なギアです。しかし、どのようなモデルを購入すればいいのでしょうか?

ここでは、ヘルメットを購入する前に考慮すべき重要なポイントをご紹介します。


・ヘルメット選びには、細心の注意が必要です。
・使用用途に合わせて、様々な要素を検討する必要があります。
・外側のシェルは、飛来物やあらゆる衝撃からライダーを守ります。
・シェル内部のEPS層は、衝撃エネルギーを吸収する役割を担っています。
・ チークパッドなどの内装は、振動や音を吸収し、快適性を保証する機能があります。
・バイザーは、視野を確保するために重要であると同時に、プロテクションの一つでもあります。
・あらゆる状況下でも快適性と安全性を提供するために、ベンチレーションは効果的に機能する必要があります。
・フルフェイス、モジュラー、アドベンチャー、オープンフェイスなど、あなたにぴったりのヘルメットをお選びください。

ライダーにとってヘルメットは、自分のスタイルを表現する大切なアイテムです。特に選ぶ際には、あらゆる視点から検討することが大切でしょう。

まず、レースなのか、ツーリングなのか、どのように使うのか考え、自分に合ったヘルメットの種類を把握します。

次に、保護性能、快適性、実用性などの基本要素、そして最後にデザインやスタイルの好みです。ライダーそれぞれが好みとニーズを持っていますが、個人的な好みがどうであれ、避けては通れないガイドラインがあります。

ヘルメットのシェル(帽体)とEPS

ヘルメットの特徴となる部分は、アウターシェル(外観)です。ヘルメットの種類によって異なる素材(カーボンファイバー、複合繊維、ポリカーボネート)で作られた、正真正銘の保護シェルです。

アウターシェルの主な役割は、虫や小石などの飛来物から追突や転倒などの衝撃まで、外部の物質とのあらゆる衝撃からライダーのみを守ることです。

シェルは、衝撃エネルギーを大きな表面で分散させることでライダーを保護します。様々なサイズに対応する為、ヘルメット1モデルにつき、数種類のシェルサイズがあるのが一般的です。

シェルの内側には、もう一る基本的な要素である吸収材が使用されています。

アウターシェルが衝撃エネルギーを広い面積に分散させることが目的であるとするなら、EPS発泡スチロール、概念的にはポリスチレンに近い)は衝撃力を吸収する役割を担っています。

しかし、弾性がある素材ではないので、一度圧縮して変形すると元の形には戻りません。

ですので、衝撃を吸収した後のヘルメットは、設計通りの安全性を保証することができないのです。新しいヘルメットに買い替えることをお勧めします。

ヘルメットの内装

ヘルメットの着用時には、EPSに直接触れているのではなく、ヘルメットに装着されている内装に触れています。

一般的に、チークパッドやクラウンパッドなどの内装は長時間快適に使用できるように設計されている為、汗を吸収して皮膚から遠ざけることができる低刺激性の素材で作られています。

また、内装の一部を交換することで、自分の頭の形にフィットさせることができることも便利です。

例えば、頬が細い人は、標準よりも厚みがあるチークパッドが必要になるかもしれません。しかし、まずは自分たちに最適なサイズを選ぶことが大切です。

リテンションシステム(あご紐固定システム)

ヘルメットの留め具にはストラップが使用されていますが、このストラップは必ず正しく締める必要があります。

締めすぎは良くありませんが、あごの下を通るような幅でもいけません。

ストラップには、2種類あります。

Double D:主にスポーツ用ヘルメット(サーキット走行用、ロード用、モトクロス用)に使用されています。

Micrometric:実用性の高さから、特にシティヘルメットやツーリングヘルメットに使用されています。

※アジアンフィットの場合は、主にDouble Dが採用されています。

バイザー(シールド)

ヘルメットのバイザーは視界を確保する為だけのパーツと思われがちですが、実際はライダーの身を守るためのアイテムの一つなのです。

バイザーを開けたまま高速道路を走行してみると、それが非常に危険なことだと分かるはずです。

強い風はもちろんですが、他の車やバイクにより巻き上げられたゴミや虫が入ってくるからです。AGVでは、バイザーの厚みを5mmにすることで、最大限の安全性を実現しました。

また、長時間のライディングでも疲れないように、高い水準の光学を用いたシールドの開発を行っています。

長時間のライディングが予想される場合は、サンバイザーが内蔵されたモデルもお勧めです。バイザーが曇ってしまわないように、Pinlockシールドが取り付けられることも重要です。

ホモロゲーション - 認証モデル

ヘルメットのホモロゲーションは、現行の規制要件に準拠した安全性を保証する為の一連のテストに合格していることを保証するものです。

ヘルメットの種類を表す内容は、ホモロゲーションラベルで確認することができます。

具体的には、

” J - Jet “はオープンフェイスヘルメットを表します。
” P - Protective “はフルフェイスヘルメットを表します。
” P/J “チンガードを開いた状態でも使用可能なモジュラーヘルメットを表します。

モジュラーヘルメットについて、重要なことをお伝えします。

Pの記載しかない場合は、フルフェイスヘルメットと同じように閉じて使う必要があり、開いた状態で使用することができません。

ベンチレーション(換気口)

ヘルメットの購入時に考慮すべきポイントの一つは、通気性の高さです。

開閉式で、空気の循環をサポートする吸気口と排気口を備えている必要があります。

特に高速道路やサーキットで使用するヘルメットについては、空洞実験によりシェルの形状が研究され、空気抵抗を減らすことで快適性を向上させ、静粛性を高めることが重傷です。

フルフェイス、モジュラー、アドベンチャー、それともオープンフェイス?

ヘルメットの種類は、4カテゴリーに分類されます。

1つ目はフルフェイスヘルメットで、最高レベルの安全性、軽量性、空気力学を保証しており、サーキット走行やスポーツ走行などに適しています。(ただし、モトクロス用もこのカテゴリーに属します。)

2つ目はモジュラーヘルメットで、快適性と様々なコンディションに対応する高い機能性を備えています。オンロードで旅をするライダーに最適なモデルです。

3つ目はアドベンチャーヘルメットです。取り外し可能なピーク(日差しや枝などから保護する)、より過酷なオフロードでの使用のために、従来のバイザーに代わりモトクロスゴーグルも使用可能です。ロードとオフロードのどちらも楽しむライダーに理想的なモデルです。

最後のカテゴリーは、オープンフェイスヘルメットです。大きなバイザーと、簡単に着脱できる構造が特徴的です。低速でもかなりのベンチレーションが得られるため、特に街中でバイクやスクーターに乗るライダーに最適なモデルです。

ヘルメットの有効期限

モーターサイクル用ヘルメットには、実は明確な有効期限というものはありません。

しかし、EPSや内装のように、使用頻度や使い方に関わらず経年劣化するパーツはあります。

その為、特に衝撃や打撃を受けていないヘルメットであっても。原則として5年を目安に交換することをお勧めしています。

ヘルメットの購入には様々な要素を検討する必要があり、あなたにとって最適なヘルメットを選ぶことは簡単なことではないことがお分かりいただけたと思います。

最も重要なのは、それをどのように使うのかということです。サーキットを走るのか、ツーリングに出かけるのか、通勤で使うのかなど用途を決めると、色々な選択肢が広がります。

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