2022.01.12

MotoGP™のためのグローブとは

・Full Metal 6は、最も高度なプロテクション性能を誇るグローブです。
・Full Metal 6は、レザー、アルミ、カーボン・ファイバーなど、80個以上のパーツで構成されています。
・手の甲とナックルは、チタン・シールドとカーボン・ファイバーで保護されています。
・Full Metal 6は、あらかじめハンドルの向きに合わせた形状で立体裁断されています。
・グローブの各所には、伸縮性のあるインサートが複数組み込まれており、手や指の自由度を最大限に高めています。

子供の頃、自転車で転倒したときに、手や膝を怪我してしまったことはありますか?

子供が補助輪なしで自転車に乗っているときも、バイクに乗っているときも同じです。私たちは転んだときに、本能的に手を出してしまうのです。

手が最大の防御手段であれば、私たちは、その手を守るために最善を尽くす必要があるでしょう。

Daineseは1980年代後半からグローブを開発してきましたが、最も重要なステップは1995年のFull Proグローブです。

Full Proグローブは、マックス・ビアッジがテストしたカーボン・ファイバーとアラミド・ファイバーを手の甲とナックルに採用した最初のグローブです。

2006年、ファイバー製のプレートの上にチタン・プレートを重ねることで、プロテクションの性能向上させ、初代Full Metalグローブが誕生しました。

その後、6回のモデル・チェンジを経た現在のFull Metal 6は、半世紀近くにも及ぶ、レースでの研究と実験の末に開発された、最先端のグローブであるといえます。

MotoGP™ グローブの素材

Full Metal 6は、他の追随を許さない特性を持つ洗練された素材を、各部に使用しています。

手の甲とナックルのプロテクターには、カーボン・ファイバーとチタンを使用し
、高いプロテクション性能と軽さを両立させています。

下部のカーボンプレートは衝撃を効果的に吸収し、上部のチタン・プレートは広範囲に衝撃を分散させ、アスファルトと接触した際に手の滑りを促して摩擦を軽減します。

また、手首、親指、人差し指、中指、薬指には、カーボン・ファイバー・プロテクターが備えられています。

チタンとカーボンは、軽く、プロテクション性能が高い素材です。

ヘルメットやブーツと同じように、チタンやカーボン・ファイバーなどの高品質で高性能な素材を使用するという決断は、完璧さを追求するプロダクトへのこだわりといえます。

細部へのこだわり

Full Metal 6グローブに使用されているレザーは、ジャケットやレザースーツによく使用される牛革ではなく、山羊革(ゴート・スキン)です。

ゴート・スキンは非常に柔らかく、ハンドルの挙動を感じるために最大限の感度が求められる、手の平の素材として使用されています

プロテクション性能は、感度や動きやすさとのバランスが重要です。そのためには、適切な素材を選択する必要があるのです。

また、グローブの縫い目に使用される糸はアラミド繊維を使用しています。

これは、アラミド繊維がアスファルトとの摩擦で発生する高温に耐えることができるからです。

この構造により、転倒時に地面を滑走することがあっても、グローブはそのままの形を保ち、手を安全に保護し続けることができるのです。

ライディング姿勢を考慮したカーブ成形

Full Metal 6グローブは、ライディング時の手首や手の動き、グリップ上の手の位置を考慮して、あらかじめ最適なカーブを描いて作られています

Full Metal 6グローブの形状は、最適なライディング・ポジションをとったときに、関節や筋肉が過度に緊張することなく、バイクを最大限にコントロールできるように考えられています。

単に動きの自由度が高まるだけでなく、疲労が大幅に軽減され、レースでも長時間のセッションでも、ライダーはレースに集中できます。

また、手の自由な動きを保証するために、グローブの各部には多数の伸縮性のあるパネルが追加されています

最も分かりやすい部分は、ナックルと手の甲のプロテクションを分けるパネルです。

この部分には、4本の伸縮性のあるバンドが備えられており、手のあらゆる動きに可能な限り追従するように作られています。

また、小指を除く指の付け根部分にも、可動性の高い素材が使用されており、指の動きの自由度も考えられています。

最もダメージを受けやすい指をサポート

ライダーが最も怪我しやすい部位の一つに、手の小指が挙げられます。

小指は転倒した際に最初に地面に接触することが多く、また、バイクのハンドルの下にはさまってしまうことがあるからです。

このため、小指には追加のプロテクターが備えられています。

この小指の保護のために開発されたのが、DCPシステムです。

DCPシステムとは、アラミド繊維のステッチでグローブに取り付けられたプラスチック製のプロテクター
です。

指の付け根に装備されたこのプロテクターは、小指の不要な動きや危険なねじれを防ぎます

さらに、小指の外側には特殊な耐熱プレートが縫い付けられており、滑走時の摩耗や外傷から保護するように設計されています。

手に限らず、頭、背中、足など、体の中でも特に露出が多くダメージを受けやすい部分は、常にしっかりと保護する必要があります。

300kmの速度でバイクに乗るプロ・ライダーだけでなく、週末にツーリングに出かけるライダーや、日常的にスクーターを使用する人にとっても、露出が多い部分を保護することはとても重要なことなのです。

現在、レースでテストされた多くの技術は、レース用ではない製品にもフィードバックされています。

このように、すべてのライダーに、プロ・ライダーと同じような安全性と信頼性が確保できるように、Daineseの製品開発は行われているのです。

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